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フィンテック実務の最前線――法務と政策渉外の現場から
第5回 クラウドファンディング
木村健太郎/髙尾知達
本連載は,フィンテックの法務と政策渉外に携わる弁護士が,フィンテック実務を読者に体感してもらうべく,実務上の作法と最新トピックを解説するものである。クラウドファンディングは,「新規・成長企業等と資金提供者をインターネット経由で結び付け,多数の資金提供者から少額ずつ資金を集める仕組み」との定義どおり,新規・成長企業へのリスクマネーの供給手段として期待を寄せられてきた反面,資金供給主体である投資家,消費者の資産保全をいかに図るか等の視点をふまえた規制のあり方が模索されてきた。本稿は,クラウドファンディングにおける規制の展開を素材に,フィンテック実務を担う法務部門が果たし得る役割(ナビゲーション機能,クリエーション機能について)を詳らかにすることを目的とする。
フィンテック実務の最前線――法務と政策渉外の現場から
第6回 新しい金融サービス仲介業
木村健太郎/髙尾知達
本連載は,フィンテックの法務と政策渉外に携わる弁護士が,フィンテック実務を読者に体感してもらうべく,実務上の作法と最新トピックを解説するものである。今回は,2021年中にスタートする新しい金融サービス仲介業について,背景と制度の概要を概説したのち,立案・立法の過程における議論が具体的な制度に反映されていく様を眺めることとする。
フィンテック実務の最前線――法務と政策渉外の現場から
第4回 決済サービス(下)
木村健太郎/髙尾知達
本連載は,フィンテックの法務と政策渉外に携わる弁護士が,フィンテック実務を読者に体感してもらうべく,実務上の作法と最新トピックを解説するものである。第4回は決済サービス(下)として,フィンテック実務のみならず決済実務全般にインパクトのあった公正取引委員会による報告書を起点に,銀行とコード決済事業者の接続のあり方や,全銀システムの開放および銀行振込手数料に関する議論を解説する。
ESG投資にみる企業価値の変化 荒井 勝
企業は投資家を選べないとよく言われる。だが、今や企業が投資家を選べる時代となった。なぜなら、企業が積極的にESG情報開示対応を進めることで、長期的に株式を保有する世界の年金基金や運用受託機関といった投資家を、自社の株式を長期的に保有する安定的な株主として取り込むことにつながるからだ。
経営者・法務担当者が持つべき戦略的視座 水島 淳
事業会社によるベンチャー投資・買収には、他のM&A取引とは異なる戦略上の視点が存在する。本稿では、ベンチャー投資に関して、そもそもの大目標設定やとりうる投資手法、個々の投資における交渉戦略、バリュエーション交渉やデュー・ディリジェンス、最終契約の戦略上の視点を概観し、また、ベンチャー企業の買収に関し、買収目的の設定、交渉枠組の設計、デュー・ディリジェンスや最終契約における戦略上の視座について論じる。
基礎から押さえる
ベンチャー投資・買収の用語集
東 陽介・岡野貴明
本稿では、ベンチャー投資における基礎的な用語、優先株式に関する用語、投資契約で使用される用語、ベンチャー企業の買収に関する用語をピックアップして解説している。
ベンチャー買収・投資の双方における初期協議から最終契約に至るまでのプロセスと事業会社が注意すべきポイントにつき解説する。
ベンチャー投資で利用される種類株式や投資契約について、条項例をもとにして成熟した事業会社間の提携・投資で見られる特性とは異なる特性を解説する。
コンバーティブル・エクイティ誕生の背景 増島雅和
シード段階にあるスタートアップ企業による資金調達の一手法であるコンバーティブル・エクイティが誕生した背景と日本での実務の状況について解説する。
オリンパス590億円賠償命令にみる
会社に対する役員責任の範囲
髙橋陽一
本年4月27日、東京地裁は、オリンパスの損失隠し事件について、同社の歴代役員らに約590億円に上る巨額の対会社責任を認めた。本稿では、同判決の内容を概観し、ポイントとなる点をいくつか簡単に指摘する。