その学問分野をはじめて学ぶ人のために、もっとも基本的な知識や考え方を中心にまとめられています。大学生や社会人になってはじめて触れた学問分野をもっと深く、学んでみたい、あるいは学びなおしたい、と感じた方にも読んでもらえるような内容になるよう、各巻ごとに執筆陣が知恵を絞り、そのテーマにあわせた内容構成にしています。
まず第1章でその分野の全体像がわかるよう、○○とはどんな分野かというテーマのもと概要を説明しています。
単に理論やフレームワークを紹介するだけでなく、現実の問題にどう結びつくのか、問題解決にどう応用できるのかなども解説しています。
トピックスによっては複数の見方や立場が並存していることもあります。特定の視点や主張に偏ることなく、多様なとらえ方、見方を紹介しています。
学説や学者名より意味・解釈を中心にロジックを重視して、「自分で考えることの真の意味」がわかるようにしています。
専門的な内容でも必要ならば逃げずに平易な言葉で説明し、ただの「やさしい入門テキスト」ではなく、「やさしい本格派テキスト」を目指しました。
〈直感的な図表〉
図表を用いたほうが直感的にわかる場合は積極的に図表を用いています。
各章冒頭の「Learning Points」「Key Words」はその章で学ぶ内容や身につけたい目標です。あらかじめ把握することで効率的に学ぶことができ、予習や復習にも役立つでしょう。
テキストを読むことのほか、他の文献やネットで調べること、インタビューすることなど、知識を得る方法はたくさんあります。また、議論を通じ他の人の考えから学べることも多くあるでしょう。そんな能動的な学習のため、各章末に「Working」「Discussion」「Training」「さらに学びたい人のために(文献紹介)」等を用意しました。
実際の企業事例や、知っておくと知識の幅が広がるような話題をコラムにするな ど、書籍ごとにその分野にあわせた学びの工夫を盛り込んでいます。ぜひ手にとってご覧ください。