単行本の編集石井 直人
実務書編集部(法律担当)/2010年入社
法経学部法学科卒
販売促進部、「経理情報」編集部、「ビジネス法務」編集部に所属後、実務書編集部(法律担当)として、単行本の編集に従事。
実務書編集部にて、主に事業会社向けの、法律をテーマとした書籍の編集を担当しています。毎年改正される法律の情報はもちろんのこと、
企業の法務・総務・人事部門の担当者における実務上の課題をキャッチアップし、本の企画活動に勤しんでいます。昨今のホットトピックだけにとらわれず、
典型的だけれども「隠れたテーマ」を見出し、書籍化できる楽しみがあります。
法律担当だけれども......
実は、法律以外の書籍も幅広く刊行しています。というのも、私自身、「経理情報」編集部に所属していた期間が最も長く、そのため、お世話になっている著者陣も会計や税務の専門家が多かったので、 ふとしたタイミングで連絡し、書籍企画につながることが。私にとって、実務書編集部というネーミングの部署に所属できたことはまさに好都合です(笑)。
情報収集を機動的に
――編集部の垣根を越えて企画会議に参加
コロナ禍でウェブ会議をする機会が多くなり便利になった一方で、初めての人と雑談するのは至難の業に。ビジネスアワーで書籍アイデアのための雑談(会議)をやりましょう! とはなかなか言えませんよね(汗)。そこで、フットワークの軽い雑誌編集部の会議に便乗。私も経験がありますが、雑誌記事の場合、書籍よりは頼みやすく、いろんな人と出会うチャンスが豊富です。 そこで、法改正の最新情報もゲットし、著者候補も紹介してもらい、さらには若手編集者との交流もできる......一石三鳥ですね。
とはいえ、自分からアプローチしないと始まらないのが常
――人と出会うことが肝要
そもそも、企画立案は自分が興味のあることや、やりたいことを第一に考えるべき。そのため、雑誌編集部の企画会議で受動的に話を聞いているだけでは、自分の思った著者候補はみつかりません。 そこで私は、「世の中の課題やニーズをつかむため、社外へGO!」を大事にしています。デスクにかじりついて1人で考える時間も大切ですが、多くの人と出会って話をすることが、 面白い、楽しい、そして興味深いアイデアへの近道であり、良い書籍を刊行することにつながります。編集した本が話題になったり、売れたりすると、 「勇気を出してあの著者にアプローチしてよかった~」と達成感を味わえます。
オンとオフの切り替えはとても大事
平日の仕事も楽しいですが、休日も楽しみたい。ということで、私の場合、休日は家に籠らず外出していることが多いです。ただ散歩するだけでも気分は晴れますが、 最近はようやくコロナ感染状況も落ち着いてきて、地方へ遠征(好きな漫画の聖地など)しやすくなり、とても嬉しいです(とはいえ、感染対策に十分気をつけていますが)。 旅行をすると、現地の観光スポットで歴史を学んだり、美味しいものを食べたり、温泉に入ったりと、リフレッシュでき、明日への仕事の活力になります。 今年こそは海外へ......を密かな目標に、編集スケジュールも考えています。