THE  EDITOR'SCOMMENT  

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監査は厳しくなったのか?ゴーイング・コンサーン(継続企業の前提)情報の初の開示とあって、注目されていた今3月期決算の「監査」ですが、一足先に“りそな問題”により、クローズアップ。金融機関には公的資金注入という結果が待っていましたが、一般企業の場合はどうなるのでしょう。“厳しい判断”が予想されるゴーイング・コンサーン情報と監査。どのような表現で開示され、どのような監査報告書となるのか、明らかにされた段階で多角的に分析したいと思います。

acc★経済社会情勢の変化により様変わりしているのは監査の世界だけでなく、会計の基本概念そのものも大きく揺れ動いています。その典型例が本号特集で取り上げた「負債と資本の区分」の問題。ここでは、個別の論点を検証することにより負債・資本概念の本質に迫りました。しかし、先般公表されたSFAS150号でも負債の定義等の結論を見送っており一筋縄には行かない問題のようです。今後の動向が注目されます。

acc★さて、公表が待たれる「企業結合会計基準公開草案」では、プーリング法を一部存続させる方向のようです。会計基準の国際的統合化の動きのなかで、内外ともに注目されるところです。公表され次第詳細をお届けいたします。

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