特 集 

四半期開示の実務と課題

                    

 

四半期開示レビュー・

監査実施の必要性と実務上のポイント

太田達也

 

 

Summary

四半期開示において、四半期財務諸表まで投資家に対して開示する場合、一定の信頼性を担保しておきたいという企業のニーズが存在する。わが国においては、一般的なレビューの基準はまだ存在していないが、この場合にどのように対応すべきか。新興市場の意見表明基準、米国基準との関係から、実務上の対応について検討する。

 

Profile

おおた・たつや■昭和56年慶応義塾大学経済学部卒業。第一勧業銀行勤務を経て、昭和63年公認会計士第2次試験合格後、太田昭和監査法人(現新日本監査法人)入所。平成4年公認会計士登録。新日本監査法人勤務、財務会計基準機構(FASF)四半期開示研究グループ委員、公認会計士。主著に『四半期決算の会計処理』、『四半期開示の実務』、『四半期開示なるほどQ&A』、『不良債権の法務・会計・税務』、『自己株式・法定準備金・新株予約権の法務・会計・税務』(以上、中央経済社)、『改正商法の完全解説(改訂増補版)』、『減損会計の仕組みと業種別対応のすべて』(税務研究会出版局)など多数。