特 集 

四半期開示の実務と課題

                    

 

四半期開示導入後の決算体制の構築

岡田 清

 

 

Summary

多くの企業は、四半期開示の対応にさまざまな努力が必要となる。しかし、四半期開示の導入を決算体制改革の良い機会と考え、積極的に対応することが必要である。

 改革のためには、月次決算のあり方から根本的に見直し、改革の対象は経理業務のみならず、企業活動全般に程度の差はあれ及ぶものである。改革成功のためには、まず経営トップが企業会計の重要性を理解し,リーダーシップを発揮することにより、全社の協力体制を作り上げることが重要である。

 

 

Profile

おかだ・きよし■明治大学商学部卒業,1984年青山監査法人入社(現中央青山監査法人)。現在、事業開発本部において主に連結経営に関するコンサルティングに従事。1999年9月‐2000年8月、日本公認会計士協会東京会コンピュータ委員会委員、2000年9月‐2001年6月、同委員会副委員長をつとめる。