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THE EDITOR'SCOMMENT |
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★ａｃｃ★ 近時の相次ぐ企業不祥事や米国型コーポレート・ガバナンスへの対応策として、「内部統制」への取組みが日本でもにわかに脚光を浴びています。この問題は、本号特集の随所で指摘されているとおり、「器」論ではなく適切な運用ができるか否かにかかっており、また制度構築のためには、会社という枠組みの中で経営者・会計プロフェッション等が本来果たすべき役割を今一度認識するところから始める必要がありそうです。本特集が、真の「内部統制」構築の嚆矢となれば幸いです。 ★ａｃｃ★ 先般、日本公認会計士協会は、金融再生プログラムを受けた金融機関の貸倒引当金や繰延税金資産等に関連する監査上の留意・検討事項および監査人に厳正な対応を求める会長通牒を公表しました。これにより、実務上の指針は明らかになったものの、監査人に求められる判断の「合理性」には不確実な要素も大きく、企業サイドとの激しいせめぎ合いが予想されます。しかし、毎年沸き起こる３月危機に終止符を打つためにも、今３月期での適切な不良債権処理を期待したいと思います。
さて、次号特集では、企業価値を高める戦略ツールとして関心が高い「バランスト・スコアカード」について、米国の最新情報や成功企業の事例も交え、詳細に解説する予定です。ご期待下さい。
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