特 集 

“内部統制”を徹底検証する

 

2部 内部統制の実態的側面の検証

金融検査(リスク管理)から見た内部統

野村修也 ■ 中央大学教授

 

 

 

Profile

のむら・しゅうや■中央大学法学部教授。1998年6月の金融監督庁(現・金融庁)の発足に際し、民間人登用の第一陣として、検査部(現・検査局)参事に就任。その間、金融検査マニュアル検討会座長代理、内部監査・外部監査に関する金融検査マニュアル検討会座長などを歴任。昨年12月に、竹中大臣の下に設置された「金融問題タスクフォース」のメンバーに就任したのを機会に、参事の職を解かれ金融庁顧問に就任。現在は、金融審議会の公的資金に関するWG委員、DCF 的手法の導入に向けた公認会計士協会との連絡協議会座長、再建計画検証チームのメンバーとして、「金融再生プログラム」の実現を目指している。そのほか、法制審議会会社法(株券不発行等)部会の幹事として、次期商法改正にも関与している。