THE  EDITOR'SCOMMENT  

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2003年新年号をお届けいたします。本年も激動の1年を予感させる出来事として、2002年10月、IASBとFASBの両者は、いわゆるノーウォーク合意で、会計基準の世界標準化に向けて同一歩調をとることを表明しました。こうした大きな動きの中で、わが国は世界標準を追随すべきか、独自路線を歩むべきか、その判断には、会計基準の基礎概念など本質の理解が不可欠といえましょう。このような問題意識から新春座談会と特集を企画しました。岐路に立つわが国会計界が進むべき方向性を見据える上で必読です。

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また、特別座談会では、2002年7月に米国で成立し、わが国の企業会計・ディスクロージャー・監査・ガバナンスなどさまざまな領域に強烈なインパクトを与えるであろう「企業改革法」について徹底討論をしていただきました。あわせてご一読ください。

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さて、総合デフレ対策で一躍脚光を浴びた税効果会計。これについては、不良債権問題のみならず、連結納税や固定資産の減損会計など近時導入された制度でも重大な問題が生じるようです。そこで、次号特集では税効果会計をめぐる今日的問題点について取り上げます。また、上記ノーウォーク合意の詳細をIASB山田辰己理事に解説いただきます。ご期待ください。

本誌&ホームページ作りの参考にさせていただきます。 皆さまのご意見>E-mailでお寄せください。

 

次号も ご期待ください!