特 集

会計基準と概念フレームワーク

 

金融商品の評価

小宮山 賢

公認会計士

 

 

Summary

  金融商品の評価は,JWGドラフト基準による全面時価評価等,その将来の方向性は流動的である。

 この問題については,時価による利益情報の有用性,予測情報としての利益情報の意味,時価の測定の信頼性,経営者の意図を排除することの是非,公正価値の変動のみに着目することの是非といった諸点が論争点となっている。

 

 

Profile

こみやま・さとし■公認会計士。朝日監査法人代表社員。日本公認会計士協会常務理事,企業会計審議会臨時委員,企業会計基準委員会委員を務める。