特 集■

完全詳解「固定資産の減損会計基準」

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減損損失の認識と測定

公認会計士

秋葉賢一

Akiba Kenichi

 

Summary

減損損失の認識と測定の手順は、@減損の兆候があるか、A減損損失の認識の判定(割引前将来キャッシュ・フロー総額が帳簿価額を下回るか)、B減損損失の測定(帳簿価額が回収可能価額を下回るか)という3ステップから成る。これらを満たした場合には、減損処理、すなわち、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として当期の損失(特別損失)とすることとなる。

 

Profile

あきば・けんいち■1986年英和監査法人(現朝日監査法人)に入所し、1998年朝日監査法人社員就任。2001年から企業会計基準委員会専門研究員、現在に至る。国土審議会土地政策分科会不動産鑑定評価部会委員、企業会計審議会固定資産部会幹事、企業会計基準委員会減損会計専門委員会専門委員。