特 集■

変貌する「資本の部」への実務対応

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「その他有価証券評価差額」への対応

茂木哲也

Mogi  Tetsuya

 

Summary

 金融商品会計基準の全面適用により導入されたその他有価証券の時価評価は,企業の資本勘定に多大な変動をもたらしている。経営者には,自社が抱えているリスクを適切に測定し,そのリスクを軽減するための方策をとることが求められている。

 本稿では,影響を減少させるための各種方策とその会計処理について論じる。

 

Profile

もぎ・てつや■昭和42年東京都生まれ。平成2年慶應義塾大学経済学部卒,同年太田昭和監査法人(現新日本監査法人)入所,現在新日本監査法人金融部社員,日本公認会計士協会会計制度委員会金融商品専門委員会専門委員。主な著書に『よくわかる金融商品会計』(共著,日本実業出版社),『実務ガイド金融商品会計』(共著,中央経済社)がある。