特 集■

変貌する「資本の部」への実務対応

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自己株式の活用と会計処理

保坂圭作

Hosaka Keisaku

 

Summary

 自己株式(金庫株)取得が、原則、禁止から自由になった。金庫株の取得のメリット、デメリットはいかなるものであるのか。金庫株の取得、保有、処分および消却は、損益取引から資本取引としての会計処理に変わった。そして、わが国の連結財務諸表、個別財務諸表の資本の部の構成と自己株式の表示も変わった。会計理論上いかなる問題が生じるか。

 

Profile

ほさか・けいさく■1940年生まれ。一橋大学商学部卒業。公認会計士。朝日監査法人代表社員。関連執筆図書として『金庫株解禁と自己株式の取得・保有・処分』(あさひ法律事務所編、朝日監査法人・中央三井信託銀行執筆協力、中央経済社平成13年8月発行、第7章「金庫株・自己株に関する会計上の問題」を執筆)がある。