特 集■

変貌する「資本の部」とその考え方

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商法の債権者保護機能との関係

小林 量

Kobayashi  Ryo

 

Summary

昨年の商法の改正に際して、資本の部にかかわる事項の諸改正がなされるとともに、今回これらの改正を受けて商法上の資本の部の区分表示についても大きな変更がなされた。

 そこで、本稿は、これらの諸改正が債権者、株主にどのような影響をもたらすのかについて検討する。

 

Profile

こばやし・りょう■1957年生まれ。1981年3月京都大学法学部卒業,1986年3月京都大学大学院法学研究科研究指導認定退学,同4月九州大学法学部助教授,1996年4月より現職。

主たる著書に『基礎コース商法U・会社法』(1999年,新世社),『会社会計法』(共著,1991年,中央経済社)がある。